【専門家監修】柔軟な股関節は○○の証!硬くなる原因とその対策は?

モテ子
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身体が硬いってことは、そこから色んな話につながるのよ。

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読者の皆さん、身体は柔らかいほうですか?「身体の柔らかさ」という言葉を聞いて、多くの方は前屈や開脚の柔らかさをイメージするのではないでしょうか。特に最近は「開脚」に関する本がベストセラーになったのもあって、股関節の柔軟性=身体の柔らかさという印象が強いかもしれません。股関節の柔軟性を保ちましょう、とはよく聞かれる言葉ですが、そもそもなぜ股関節の柔軟性が大切なのでしょうか?今回はそんな視点から解説してみたいと思います。

股関節が硬い原因とは?

全身の関節には、本来それぞれ動かせる範囲(可動域と言います)がありますが、何らかの原因でそれよりも狭い範囲でしか動かない場合「関節が硬い」と言われ、ちょっと難しい専門用語で「関節の可動域が制限されている」という表現をします。「股関節の可動域が制限される」原因は、大きく分けると以下の3つです。

  1. 筋肉の硬さ
    骨盤と大腿骨(太ももの骨)をつないでいる筋肉が硬くなることで股関節の動きを制限します。いわゆる「ストレッチすれば股関節が柔らかくなる」場合は、ほぼこちらが原因となります。
  2. 靭帯の硬さ
    靭帯というのは骨同士をつないでいる頑丈な組織ですが、この組織が硬くなることで関節の動きが制限されてしまいます。多くは、加齢による水分減少が原因となります。
  3. 骨の変形による硬さ
    関節に長期間負荷が掛かり続けることで骨自体が変形し、従来の可動域が制限されてしまうこともあります。こちらも、主に加齢による変形が多いです。

②や③は加齢が主な原因となるので、おそらくMotecoBeautyの読者には関係ないかもしれませんね(笑)。今回は①の筋肉の硬さが原因となる股関節の可動域制限について考えていきましょう。

女性の股関節の硬さの原因になりやすい筋肉とは?

骨盤と大腿骨(太ももの骨)をつないでいる筋肉のうち、特に女性の股関節の硬さに影響を与えやすいのがハムストリングスと内転筋です。

ハムストリングスとは、いわゆる裏ももの筋肉です。膝を曲げたり股関節を後ろに伸ばしたりする際に使われますが、この筋肉が硬いと身体を前屈した時に突っ張って骨盤が前に傾くのを邪魔します。立位で前屈して手のひらを床につける動作をした際に太ももの裏側がピーンと張る人は、このハムストリングスが硬いと言えます。

内転筋というのは内ももの筋肉です。脚をピタリと閉じる時に使われますが、この筋肉が硬いと股関節が開くのを邪魔してしまい、十分に開脚することができなくなります。内転筋はいくつかの筋肉が組み合わさって構成されていますが、特に上部についている恥骨筋や中心の一番大きい大内転筋などが股関節開脚の制限要因となります。開脚した際に股関節の付け根に張りを感じる人は恥骨筋が、膝に近い部分に張りを感じる方は大内転筋が硬いと言えます。

股関節の柔軟性を保つ秘訣は姿勢にあり

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ハムストリングスと内転筋、どちらも硬くなる原因は日頃の姿勢と大きく関係があります。特に悪い影響を受けやすいのが反り腰と内股です。反り腰になると、身体の重心が前に傾きますが、その際に身体は、太もも前部の筋(大腿四頭筋)とふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)で支えようとします。その状態が続くことで、大腿四頭筋の反対側にあるハムストリングスは使われなくなり、柔軟性を失って固まっていきます。また、反り腰になると、股関節は内旋して内股になります。内股の姿勢では内転筋は縮められてしまいますが、その状態で負担が掛かり続けることでやはり柔軟性を失って硬いままとなってしまいます。

股関節の柔軟性は大切なのですが、股関節が柔らいことがすぐに健康につながるというわけではありません。とはいえ、股関節が柔軟であるということは、正しい姿勢を保つために必要な筋肉を正しく使えているということになります。長期的に健康な身体や美しい姿勢を維持していく上で、股関節の柔軟性はひとつのバロメーターになると言えるでしょう。

股関節の柔軟性を保つためのストレッチなどもたくさんありますが、基本的にはどれを行なってもそれなりに効果はあると思います。特にお風呂上りなどの身体が温まっている時にスタティック(静的)ストレッチをおこなうと、硬くなった筋肉が伸ばされ、柔軟性が回復されやすくなります。

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しかし、どれだけストレッチをして筋肉を柔らかくしても、日頃の姿勢の影響で筋肉に負担を掛けてしまっていては意味がありませんよね。
ストレッチやエクササイズで日頃から身体を動かしながら、正しい姿勢を意識して柔軟性をキープしていく。それこそが真の意味で柔軟で健康な身体を維持するポイントと言えます。ぜひ、意識してみてください。

Author

野田 力
野田 力高円寺駅前整体院 院長
2004年に開業して以来、女性特有の身体の変化に起因する不定愁訴を改善するべく奮闘しています。家に帰れば二児の父。晩酌は日々欠かしません。
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※検証レポートは編集部で試した感想をもとに作成しております。効果を保証するものではございません。

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