【専門家監修】寒さで肩こりがヒドくなるのは何故?!

モテ子
モテ子
肩をすくめてカタカタしてる女子、しかと読みなさい。

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記録的な暑さだった夏も過ぎ、すっかり肌寒い日が続いている今日この頃。寒いと身体を動かすのが億劫になって、ついつい肩をすくめて姿勢も丸まりがちですよね。なんとなく冬になると余計に肩がこるような気がする…という方も多いのではないでしょうか。でも、それってなぜなのでしょう?本当に寒さが原因で肩がこるの?温めれば肩こりは感じなくなるの?今回はそのような疑問にお答えしていきます。

寒いと肩がこるように感じる2つの理由

寒さが強いと余計に肩こりがツラく感じる理由として、2つのことが考えられます。

理由1.寒いと姿勢が丸まってしまい、肩がこりやすくなる

冒頭でも触れたように、人は寒さを感じた時にはついつい肩をすくめて背中を丸めるような姿勢をとりがちです。この「肩をすくめる」という動作、詳しく見てみると両肩を持ち上げたまま前方に突き出しているわけですが(専門用語では肩甲骨を挙上しながら外転させる、という表現をします)、この姿勢をとるためには、主に僧帽筋、肩甲挙筋、胸鎖乳突筋、大胸筋といった筋肉が働いています。これらの中でも特に、僧帽筋や大胸筋というのは人体でも有数の大きな筋肉ですし、胸鎖乳突筋などは以前MotecoBeautyでも特集して記事にしたほど、肩こりに重要な影響を与える筋肉でもあります。肩をすくめる姿勢をとり続けると、それらの筋肉が緊張を強いられてうまく働くことができなくなり、その結果として血行が阻害されて肩こりの症状につながりやすくなります。

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理由2.寒さで筋肉が緊張してしまい、肩こりにつながる

筋肉は、収縮する(縮む)ことで運動エネルギーとして熱を発生させます。そのため、私達の身体は寒さを感じると筋肉を収縮させて身体を温めようとします(ちなみに寒い時に身体がガタガタと震えるのは、全身の筋肉の収縮を断続的に繰り返すことで身体に熱を発生させ、温めようとしているためです)。これは、体温を下げないようにするための人体の重要なメカニズムです。しかし、そのような働きがあることで、私達の身体は寒さを感じると、全身の筋肉が縮まって硬直しやすくなります。筋肉には、伸びたり縮んだりすることで周囲の血管内の血液を押し流すポンプとしての役割もあります。しかし、寒さを感じて筋肉が縮まって硬直してしまうと、そのようなポンプ作用も低下してしまい、血液の流れがスムーズにいかなくなります。さらには、筋肉と同じ作用で周囲の血管も同様に収縮してしまうため、それらの相乗作用で血行が阻害されて肩こりなどの症状につながりやすくなります。

1と2、いずれの理由にしても共通しているのは「筋肉の働きが低下し、血行が悪くなることが肩こりの症状を引き起こす」ということです。
つまり、肩こりの予防改善のためには、身体を温めたり、身体を動かして運動したりするなどの手段で、血行をよくしてあげることが大切だと言えます。

冬場の肩こりの改善、予防に大切なこと

冬場の肩こりのみならず、肩こりの対策としてはいつでも言えることなのですが、まずは身体を温かくして血行を良くするというのが基本です。暖かい上着やマフラーなどで防寒するのはもちろんですが、おすすめなのはお風呂で湯船に入って芯から身体を温めること。「一人暮らしだし、いつもシャワーで…」という方も多いかと思いますが、毎日しっかり入浴することで血行も良くなり、筋肉も緩んで肩こりの根本的な原因を改善させることが可能となるため、冬の間だけでもしっかり湯船に浸かることをおすすめします。以前の記事で湯船の中でできるエクササイズを紹介しましたが、それを参考にしながら肩周りのエクササイズもこなしてもらえればバッチリです。ぜひお試しください。

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丸まった姿勢を元に戻していくためのエクササイズ

寒さで肩をすくめた姿勢のまま固まってしまった筋肉の柔軟性を取り戻していくためのエクササイズです。

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  1. 背筋を伸ばして椅子に腰掛けます
  2. 手を後ろで組み、息を吸いながら肩をゆっくり後ろに引きます
  3. その姿勢のまま顎を引き、息を吐きながら上を向くようにゆっくり頭を後ろに倒していきます※この時に肘をしっかり伸ばし、組んだ左右の指を遠くに引っ張ろうとするとより効果的に肩を引くことができます
  4. そのままの姿勢で3秒維持し、しっかり息を吐ききります
  5. 頭を起こし、肩の力を抜きます
  6. ②からくりかえします

1日に20回が目標です。デスクワーク中は30分に一度、あるいはタイミングを決めてこまめに行うのがポイントです。

冷えは女性の大敵

今回は寒い季節の肩こり対策としてご紹介しましたが、身体を温めることの大切さは夏であっても一緒です。むしろ夏の方がオフィスや外出先で冷房がガンガン効いていたり、暑さで身体を動かすのが億劫になってしまったり、湯船に浸かって入浴するのが嫌になったりして、身体を冷やす機会が多いので要注意です。いつでも冷えは女性の大敵!身も心もしっかり温かくして、快適に毎日を乗り切っていきましょう!

Author

野田 力
野田 力高円寺駅前整体院 院長
2004年に開業して以来、女性特有の身体の変化に起因する不定愁訴を改善するべく奮闘しています。家に帰れば二児の父。晩酌は日々欠かしません。
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※検証レポートは編集部で試した感想をもとに作成しております。効果を保証するものではございません。

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