【しなやか女子の心得】第1回 訪問先で出されたお茶やお菓子、手をつけるべき?遠慮すべき?

モテ子
大人女子の美しさって、内面から醸し出されるものよ。どんなにキレイでも、仕草やマナーがなっていないと残念に感じちゃうでしょ?ってことで、“心磨きの達人”桜庭佳織里先生をお招きしたわ。ワンランク上質な女性を目指すアナタ達のために、マナーに関するお悩み相談所『しなやか女子の心得』、開校してあげるわよ!
桜庭先生
皆様、お初にお目にかかります。茶道裏千家の作法・心得を軸に、マナーや礼儀の基本をお伝えしております、桜庭佳織里(さくらばかおり)と申します。大人になればなるほど、「本当にこれでいいのかな?」と心配が増えてしまうのがマナーですよね。でも、相手を想う気持ちさえあれば大丈夫!今よりずっと豊かで美しくなれる心の在り方を、一緒に勉強してまいりましょう。

しなやか女子の心得とは…

ビジネスでもプライベートでも使える!知っておきたいマナー常識を、心磨きの達人が伝授する、大人女子のためのお悩み相談所。テンプレート通りの立ち居振る舞いでは、ちょっぴりお堅い女子に見えてしまいがち…。ここでは、周囲だけでなく自分の心をも解きほぐす、桜庭流の美しい所作心の在り方をお教えします。

心磨きの達人・桜庭佳織里先生のプロフィール

幼少より、茶人の父のもと茶道の手ほどきを受け、研鑽を積む。
大手企業の第一線で活躍したのち、茶道の“心・心得”を通し、より豊かで幸せに生きるための茶ごころマナー、ライフワークを、各種団体・個人に向けて幅広く発信している。

桜庭先生
『MotecoBeauty』では、自分磨きに励む皆さまのお悩みを、茶道の精神“和敬静寂(わけいせいじゃく)”の心と、わたくし自身の経験をもとに解決していきたく思っております。それでは、早速ご相談を拝見致しましょう。

訪問先で出されたお茶やお菓子、手をつけるべき?遠慮すべき?

相談者A子
こんにちは。この春社会人デビューした営業職の者です。今、取引先への挨拶回りに伺っているのですが…訪問先で出されたお茶やお菓子に手をつけるべきか放置すべきか、いつも迷ってしまいます。失礼にあたらないのはどちらなのでしょう?頂くタイミングも難しくって…スマートで印象度の上がる振る舞いを教えて下さい!

皆様、ご機嫌よろしゅうございます。

社会人1年目で営業職、たくましい限りです。実は、わたくしも茶の湯の道に入るまでは営業ウーマンとして数々の企業様に訪問させていただいておりました。
お悩みどころ、とてもよくわかります。

会社を背負っての訪問、そして、商談をしなければいけない中、タイミングを見計らいながらお菓子やお茶を頂くのは難しいものですね。

では、二つの観点からお話ししましょう。

まず、マナーの基本として『相手の立場』で考えてみます。

もし、あなたがお客様にご用意したお菓子やお茶を召し上がっていただけなかったらどんな気持ちになりますか?『遠慮されたのかな?』と気持ちはわかりつつ、やはり残念な気持ちが残りますよね。全く口にしてもらえなかったお茶を片付けるのもちょっぴり切ないものです。

茶の湯では、お菓子、お茶をすすめるタイミング、又、お客様として頂く作法全てが綿密に決められております。お茶の最後の一滴まできちんと吸い切ります。
おもてなし側とお客様、両方のマナーがあるのです。
ですから、結論としては、きちんと頂くことが大切です。

ただし、亭主(ていしゅ=おもてなし側)から、『お菓子を/お茶をどうぞ』と言われる前に、ムシャムシャゴクゴク頂くのはやはりお行儀がよろしくございませんね。
今回の場合、できればクライアント様側から『(お茶を)どうぞ』と言って差し上げるのがスマートです。
『暑い中ありがとうございます。まずは冷たいお茶で喉を潤してください』
又は、
『寒い中~(略)~、どうぞ熱いお茶であたたまって下さい』
なんておっしゃって下さる御担当者がいらしたら、ますますその企業様のためにより良い提案がしたくなりますし、お互いの会社の品格も人を通してアップします。

しかし、企業間の商談が目的の場合、あまり雑談も出来ないのが現実、
『どうぞ召し上がって下さい』とは言われないケースも多いかと存じます。

そんな時は、遠慮せず、商談の佳境に入る早いタイミングで『お菓子/お茶をありがとうございます』『頂きます』『頂戴致します』と一言添えて頂きましょう
先方もうっかり忘れてしまってることがほとんどですから。

どんな話し合いであっても、一旦、お互いの心のチューニングを整えるために、こういった時間は大切です。

そして、最後に一番大切なこと。
『ご馳走様でした』 のお礼と共に、食べっぱなし飲みっぱなしではなく、片付けることもお忘れなく。端に少し寄せる、又、数名で訪問した際は一カ所にまとめるなど、形でお礼を伝えることも手段です。

『いえいえ、そのままで〜』と言われるでしょう(笑)。

その際は、『ではこのままで失礼します』でいいのです。

売れっ子営業マンは、いつの時代もそのさじ加減が絶妙にうまいものです。
どうぞリラックスして商談に臨んでくださいね。

そう、MotecoBeautyをお読みの皆様は、とっておきの笑顔も忘れずに!

相談者A子
なるほど~。かしこまり過ぎていた気持ちが楽になりました!
では、トラブル(クレーム)対応で伺う場合はどうするのがベターなんでしょう?謝罪で伺ったのにお茶を頂くなんて、図々しいって思われそうで躊躇してしまいます。

確かに頂きにくいですね…。
まずはあなたのその気持ちを大事にして下さい。どうしても頂けない時もあります。お茶のひと口も喉を通らない程、反省したのです。声がガラガラになっても精一杯のお詫びと改善策を提案して下さい。

もし、最後まですすめていただけなかった場合、それでもやはり『せっかくご用意いただいたのに失礼いたしました』と最後にお伝え下さい。あなたは感謝の心を既に持っていますよ。自信をもって、上司や仲間に相談しながらトラブルを乗り越えてくださいね。

悩みの雲は晴れましたか?

『しなやか女子の心得』第1回、いかがでしたか?相手を想う気持ちを大切にすること、また、その気持ちを言葉や形で伝えることが、円滑な関係を築くカギというわけですね。お仕事だけでなく、冠婚葬祭フォーマルなお食事会彼ママ訪問など、大人女子がマナーや振る舞いに不安を感じてしまうシーンはまだまだ沢山あるはず。アナタが普段抱いている疑問を、桜庭先生に相談してみましょう。

Author

桜庭佳織里先生
桜庭佳織里先生茶道家
幼少より、茶人の父のもと茶道の手ほどきを受け、研鑽を積む。
大手企業の第一線で活躍したのち、茶道の“心・心得”を通し、より豊かで幸せに生きるための茶ごころマナー、ライフワークを、各種団体・個人に向けて幅広く発信している。

※検証レポートは編集部で試した感想をもとに作成しております。効果を保証するものではございません。

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