【しなやか女子の心得】第9回 和食のテーブルマナーについて教えて

桜庭先生
皆様、ご機嫌よろしゅうございます。しなやか女子の心得第9回を始めさせていただきます。

しなやか女子の心得とは…

ビジネスでもプライベートでも使える!知っておきたいマナーや常識を、心磨きの達人が伝授する、大人女子のためのお悩み相談所。テンプレート通りの立ち居振る舞いでは、ちょっぴりお堅い女子に見えてしまいがち…。ここでは、周囲だけでなく自分の心をも解きほぐす、桜庭流の美しい所作や心の在り方をお教えします。

和食のテーブルマナーについて教えて

相談者:
なつ
和食のテーブルマナーを教えてほしいです。
お吸い物のいただき方、ふたの開け閉めのタイミング、焼き魚の食べ方など基本的なことが分からないです。

ご機嫌よろしゅうございます。

近年、和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたり、東京オリンピックに向け、
食を含む日本の文化がますます世界から注目されてきてますね。

そんなタイミングでの和食のテーブルマナーのご相談。
今回は“しなやか”のみならず、 さらにもう一歩上の“しなやか大和撫子女子”を目指してお勉強してまいりましょう!

なつさんから具体的に知りたい内容も頂いた通り、和の食事マナーに慣れた方でも、“あれれ?”と困ってしまうのが、不可抗力の圧によって、お茶碗の蓋がピタッとくっついてしまう時ですね。
そんな時は慌てず、お椀に添えた左手の親指と挟んだ人差し指と中指で、グッと茶碗をたゆませ空気をいれるようにします。同時に、右手で蓋を右に回し外します。
蓋は裏返し必ず両手を添えて、折敷(おしき=各自のお膳)の外に置きます。

どうしても出来ない時は無理をせず、給仕さんにお願いいたしましょう。お椀を傷めてしまいますし、見苦しい動作を続けるよりも、その方がずっとスマートです。
次に焼き魚ですが、上身はなんとか召し上がれても、難しいのは下身の方ですね。
こちらは【すかし箸】に気をつけます。

すかし箸とは、骨越しに下の身を食べること。
わかりやすくお伝えすると、 お箸でホジホジしながら頂くことがマナー違反なのです。
下身は、骨の下に箸を入れて浮かせ、骨を折って外します。
晴れてやっと下身が食べられるわけですが、お魚はここで終わりではありません。
残った骨や頭、これらはお皿の右上にまとめます。お魚くわえたドラ猫もあっぱれなほどに、人間も最後まで美しく一匹のお魚を頂くのです。

和食を食べるだけのことなのに決まり事が多く、頂くのも面倒になってしまうお気持ち、わかります。しかし、いま一度、目指すテーマを振り返ってみましょう。

『しなやか大和撫子女子』

それは、既に我々のDNAに組み込まれているルーツです。
繊細な日本人の美意識、おもてなしの心は、長い歴史を経て引き継がれた型や動作、それが作法・マナーになって残っているのには必ず意味があるのです。

型を学ぶことによって、先人の魂を感じてみましょう。
難しいことではありません。お箸の扱い方だけでも、まだ沢山の学ぶべきことが込められておりますよ。

  • 【そろえ箸×】
  • 器の上で箸先を突いてそろえてから食べ始める方、癖になってしまっているのか男女問わずよく見受けられます。物を長く大切に扱う茶の湯の心にもあるように、器に箸先をチョンチョンは失礼ですね。

  • 【刺し箸×】
  • 取りにくい、切りにくいものを箸で刺して頂くこと。
    せっかく丁寧に職人さんが調理して下さった里芋やしんじょにブスッは失礼です。
    レンコンや海老の天ぷらは、歯形が自慢以外は数口で食べきってから次を頂きましょうね。

  • 【すくい箸×】
  • お箸はスプーンではありません。
    豆腐、豆、ご飯一粒でもお箸でつかむことのできる日本人に誇りを!

  • 【探り箸×】
  • 箸でかき分け、奥に入ってる料理を探ること。
    季節の素材を活かし盛り付けて下さったお料理に、森林を伐採するかのごとく、自らの箸で日本の美を破壊してはいけません。

だんだんと皆さまのお顔、険しくなってきたのではないでしょうか(笑)。
なつさんも、お椀やお魚のことよりも、悪い箸癖が付いていないか心配になってきてしまいましたか??

大丈夫です。
和食の輪。和やかに、日本の四季をいつくしむように、順番に一つひとつ、頂きましょう。

お料理の姿・形を味わうことは、先人への想い、感謝の心へと繋がります。それがあっての美しいテーブルマナー、これからも一緒にお稽古していきましょうね。

悩みの雲は晴れましたか?

『しなやか女子の心得』第9回、いかがでしたか?
お仕事だけでなく、冠婚葬祭やフォーマルなお食事会、彼ママ訪問など、大人女子がマナーや振る舞いに不安を感じてしまうシーンはまだまだ沢山あるはず。アナタが普段抱いている疑問を、桜庭先生に相談してみましょう。

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心磨きの達人・桜庭佳織里先生のプロフィール

幼少より、茶人の父のもと茶道の手ほどきを受け、研鑽を積む。
大手企業の第一線で活躍したのち、茶道の“心・心得”を通し、より豊かで幸せに生きるための茶ごころマナー、ライフワークを、各種団体・個人に向けて幅広く発信している。

桜庭先生
『モテ子BEAUTY』では、自分磨きに励む皆さまのお悩みを、茶道の精神“和敬静寂(わけいせいじゃく)”の心と、わたくし自身の経験をもとに解決していきたく思っております。今よりずっと豊かで美しくなれる心の在り方を、一緒に勉強してまいりましょう。

※検証レポートは編集部で試した感想をもとに作成しております。効果を保証するものではございません。

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