【しなやか女子の心得】第18回:面接で輝くコツとマナー

桜庭先生
皆様、ご機嫌よろしゅうございます。しなやか女子の心得第18回を始めさせていただきます。

しなやか女子の心得とは…

ビジネスでもプライベートでも使える!知っておきたいマナーや常識を、心磨きの達人が伝授する、大人女子のためのお悩み相談所。テンプレート通りの立ち居振る舞いでは、ちょっぴりお堅い女子に見えてしまいがち…。ここでは、周囲だけでなく自分の心をも解きほぐす、桜庭流の美しい所作や心の在り方をお教えします。

面接で輝くコツとマナー

相談者
まるラム
私は今、受験生です。なので受験のことに関してですが、私の志望校には個人面談と集団討論があります。基本的なことは学校でやりますが、こんな事をしたら失礼、こんなことをしたら良い印象になると言ったような些細なことやポイントを教えていただきたいです。ぜひ、よろしくお願いします。

皆様、ご機嫌よろしゅうございます。

面談のマナーに関する今回のご相談。受験というチャレンジの場に活かせるよう、心を込めてわたくしからお伝えいたします。習得することによって、人生の舞台に自信を持って臨むことができますし、洗練された姿というのは、いつの時代も人々の心に美しい残像を残します。面談においては大切な加点の要素、一緒に稽古してまいりましょう。

【礼に始まり礼に終わる ~すべての始まりはご挨拶から~】
男女問わず、どんな場においても第一印象を左右するのが挨拶です。
好感度ある身なり・服装や笑顔、そして、お辞儀の角度までは何となく頭でわかっていても、いざ動きの流れの中で「正しい挨拶」となると途端に自信がない方が多いようですね。

茶道には、茶室に一歩入るまでの襖(ふすま)の開け方・締め方、足の運び方や歩数まですべて綿密に決められております。お客様にお尻を向けないよう心掛けるのはもちろん、運ぶ道具や部屋の配置によって、身体の方向転換の仕方も変わってくるのです。

まずは、基本のお辞儀3種をご紹介いたします。

    【真(しん)】最敬礼(約45度):強い感謝や謝罪の気持ちを伝えるとき等
    【行(ぎょう)】敬礼(約30度):自己紹介や訪問先でのお辞儀、感謝を伝えるとき等
    【草(そう)】会釈(約15度):人とすれ違う時や軽いお辞儀、うなずき等

面談の始まりには【行】、終わりには【真】のご挨拶をおすすめいたします。

大切なのは、おへその下にある丹田(たんでん:おへそから約5cm下)に力を入れ、背筋を伸ばします。そのまま上体を前に倒しながら、同時に膝に向かって両手を各位置まで滑らせます。この時の手は“パー”にならないよう、柔らかく丁寧に指先まで揃えます。女性は、手を降ろしながら指を重ねても綺麗でしょう。かばんを持っている際は、片方の手だけでもしっかりと定位置におきます。くれぐれも、頭だけが垂れ下がり猫背にならないよう注意いたしましょう。自信がなく、弱々しい印象を与えてしまいますからね。この動作だけで汗をかくぐらい、繰り返し練習が必要な難しい型なのです。
更にここでの重要なポイントは、「上体を降ろす時よりも、起こすときの方をゆっくり行うこと」です。まるで扇が開くように、又は、ステージの幕が上がるような明るいイメージをしながら行うと、どんどん上手くなっていくと思いますよ。

因みに、昨今は韓国式の「コンス」と呼ばれるお辞儀が、百貨店を初め、接客の場において広がっているようです。しかしながら、ここでわたくしは、それは間違いだということをお伝えすべきと考えております。当然のようにそれを教えるマナー講師も増えている中、いま一度ここで、共有する機会をいただければ幸いです。

コンスは、韓国の民族衣装『チマチョゴリ』を最大限に美しく引き立てるお辞儀の型です。

上着は、日本の着物のように合わせの形をしておりますが、「チマ」と呼ばれるハイウエストの切り替えから広がるスカートは、鮮やかな色彩は上品で美しく素晴らしい韓国の文化です。それに対し、我々の着物文化は土台の生地に帯を合わせます。そこを手で隠してしまっては、帯を魅せることができません。文化的背景やその心を伴わずして形だけで覚えることは、時に滑稽となります。もしかしたら、どこかのユニフォームや洋服のデザインにコンスを合わせた方が美しかったことが始まりだったのかもしれませんね。多様化しているこんな時代こそ、特に『しなやか女子の心得』を読んでくださっている皆様には、是非“しなやかに!”ご自身で感じる美しい型の方を選択してみてください。

さて、まるラムさんは大事なご挨拶の他、個人面談に集団討論と沢山の技術も習得しなければならないとのこと。わたくしは、ディスカッションやディベートの専門家ではございませんので、それらの目的が敵と争うことでも、又、勝ち負けを決めることだけが全てではない、ということしか申し上げることができません。お作法同様、洗練された弁論の型をどうか本番で発揮できるよう願いつつ、後は、まるラムさんを導いてくださる先生方にお任せし、委ねたいと思っております。

今回、まるラムさんへのお返事はかなり遅いタイミングになりましたね。ご相談いただいた当初はご縁がなく、お見送りとなっておりました。しかし、わたくしの頭の片隅にはいつもまるラムさんのことが気になっておりました。そして今、お伝えすべき時期がやってきたのでしょう。

このように、人生の分かれ目には実力だけではない縁やタイミングもあるようです。

受かる時は受かります。
落ちる時は落ちます。

わたくし自身、合格して素晴らしい出逢いがありました。不合格でも、素晴らしい出逢いがありました。大切なのは、人生の通過点のそれらをどう受け止めどう活かすかです。

お辞儀の稽古もどうか忘れずに!
美しい挨拶の型は、自分自身を素敵に映してくれるだけでなく、これからも続く人と人との繋がりの人生をより豊かに歩んでいけるものと信じております。

まるラムさんの充実したキャンパスライフのご報告、楽しみにお待ちしております!

悩みの雲は晴れましたか?

『しなやか女子の心得』第18回、いかがでしたか?
お仕事だけでなく、冠婚葬祭やフォーマルなお食事会、彼ママ訪問など、大人女子がマナーや振る舞いに不安を感じてしまうシーンはまだまだ沢山あるはず。アナタが普段抱いている疑問を、桜庭先生に相談してみましょう。

↓ご相談やアドバイスのリクエストは下記から↓

心磨きの達人・桜庭佳織里先生のプロフィール

幼少より、茶人の父のもと茶道の手ほどきを受け、研鑽を積む。
大手企業の第一線で活躍したのち、茶道の“心・心得”を通し、より豊かで幸せに生きるための茶ごころマナー、ライフワークを、各種団体・個人に向けて幅広く発信している。

桜庭先生
『モテ子BEAUTY』では、自分磨きに励む皆さまのお悩みを、茶道の精神“和敬静寂(わけいせいじゃく)”の心と、わたくし自身の経験をもとに解決していきたく思っております。今よりずっと豊かで美しくなれる心の在り方を、一緒に勉強してまいりましょう。

※検証レポートは編集部で試した感想をもとに作成しております。効果を保証するものではございません。

この記事につけられたキーワード

Twitterでも最新情報をゲットできるよ!