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【しなやか女子の心得】第26回 冠婚葬祭の服装マナー:お葬式編

桜庭先生
皆様、ご機嫌よろしゅうございます。しなやか女子の心得第26回を始めさせていただきます。

しなやか女子の心得とは…

ビジネスでもプライベートでも使える!知っておきたいマナーや常識を、心磨きの達人が伝授する、大人女子のためのお悩み相談所。テンプレート通りの立ち居振る舞いでは、ちょっぴりお堅い女子に見えてしまいがち…。ここでは、周囲だけでなく自分の心をも解きほぐす、桜庭流の美しい所作や心の在り方をお教えします。

皆様、ご機嫌よろしゅうございます。
結婚式のお呼ばれマナーが続きましたね。フォーマルな場での服装や立ち居振る舞いについて勉強してまいりました。今回は、服装に関するご相談で結婚式の次に多かった【喪服】についてお話ししたいと思います。

冠婚葬祭の服装マナー:お葬式編

相談者:
あかね
着回しできるブラック・フォーマル(葬儀・慶事兼用で使えるもの)を購入したいのですが、選ぶ際注意することはありますか?
相談者:
匿名Aさん
職場の方やそのご家族のお通夜やご葬儀、黒いリクルートスーツで出席していいのは何歳くらいまで大丈夫ですか?

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あかねさんと匿名Aさんのご質問を代表するように、「そろそろ大人としてきちんとした喪服を持っていなければ」と思いつつも、つい先延ばしにしている方は多いのではないでしょうか。そうこうしているうちに親戚の訃報が届き、帰省と同時に慌てて一式を購入するというのは、実はよくあるケースです。

冠婚葬祭にふさわしい黒の洋装は、総称してブラック・フォーマルと呼ばれていますが、お祝い事と兼用して良いものかどうか様々な意見があり困ってしまいますよね。それもそのはず、和装から洋装へと変化した過程で、その背景にある文化も時代に合わせ多様化しているからです。

もともとは白色が主流だった日本における哀悼の意を示す色は、長い時を経て黒色となりました。そして今現在、その中でも漆黒(しっこく)と呼ばれる、最も暗く混じりけのない黒色が喪服にふさわしいとされています。よって、一般のリクルートスーツと比較した時に意外にもその差は歴然とするため、「この黒では失礼なの?」「そこまで気にする必要はないのでは!?」という色感覚により意見が分かれるのです。

最近は布地の開発技術もかなり進み、安心して兼用できるブラック・フォーマルが増えてきました。イラストを参考に、皆様が選びやすいようアドバイスさせていただきますね!
  
まず、基本的なスタイルに、ワンピース・スーツ・アンサンブルがあります。
年齢や既婚・未婚での選び方に特に決まりはないため、ご自身に似合うものを選ぶといいかと思います。極力肌の露出は控え、スカート丈も基本的にはひざ丈~ひざ下丈が望ましいでしょう。

女性のパンツスーツですが、パンツの形によっては、完全なるワーキングスタイルやカジュアルに見られる印象は否めないため、親族側か参列者なのかによって着用が適しているのか判断してもいいでしょう。

ちなみにわたくしの場合ですが、飾りのリボンが取り外しできるアンサンブルタイプです。ジャケットを脱いだ時のワンピースは非常にシンプルな形のため、幅広く活用できる黒の一着は本当に何かと重宝します。

そのほかのアイテムについては、理想であればハンドバックは黒の布製、靴は飾り気のないシンプルな黒のパンプス。ストッキングも季節問わず黒を合わせます。…とはいっても、これから揃えていきたい読者の皆様にとっては、一式の用意を常日頃から整えておくのは正直負担ですね。

わたくしも未だ布製の黒のハンドバックは持ち合わせておりませんし、恐らく、今後も葬儀用のためだけに購入することはないでしょう。もちろんパーティーではないのですから、遺族への思いやりからも全体を控えめにするのは大切なことです。しかし、喪服の形式や由来の一部分のみを取って、個人の感覚で「派手だ地味だ」と騒ぐことにはあまり感心しません。それではあちらの世界に旅立った故人が恐縮してしまうのではないでしょうか。

もしも、自分の判断に自信がなくなった時には思い出してください。
亡くなった人への弔意があるかどうかが一番重要であることを。

そして信じてみましょう。
その心は、旅立った大切な人に必ず伝わり、いつも見守ってくれていることを。

悩みの雲は晴れましたか?

『しなやか女子の心得』第26回、いかがでしたか?
お仕事だけでなく、冠婚葬祭やフォーマルなお食事会、彼ママ訪問など、大人女子がマナーや振る舞いに不安を感じてしまうシーンはまだまだ沢山あるはず。アナタが普段抱いている疑問を、桜庭先生に相談してみましょう。

↓ご相談やアドバイスのリクエストは下記から↓
桜庭先生
『MotecoBeauty』では、自分磨きに励む皆さまのお悩みを、茶道の精神“和敬静寂(わけいせいじゃく)”の心と、わたくし自身の経験をもとに解決していきたく思っております。今よりずっと豊かで美しくなれる心の在り方を、一緒に勉強してまいりましょう。

Author

桜庭佳織里先生
桜庭佳織里先生茶道家
幼少より、茶人の父のもと茶道の手ほどきを受け、研鑽を積む。
大手企業の第一線で活躍したのち、茶道の“心・心得”を通し、より豊かで幸せに生きるための茶ごころマナー、ライフワークを、各種団体・個人に向けて幅広く発信している。

※検証レポートは編集部で試した感想をもとに作成しております。効果を保証するものではございません。

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