【しなやか女子の心得】第39回「嫌われているかも?」と心配になる…悩まないための心構えって?

桜庭先生
桜庭先生
皆様、ご機嫌よろしゅうございます。しなやか女子の心得第39回を始めさせていただきます。

しなやか女子の心得とは…

ビジネスでもプライベートでも使える!知っておきたいマナーや常識を、心磨きの達人が伝授する、大人女子のためのお悩み相談所。テンプレート通りの立ち居振る舞いでは、ちょっぴりお堅い女子に見えてしまいがち…。ここでは、周囲だけでなく自分の心をも解きほぐす、桜庭流の美しい所作や心の在り方をお教えします。

「嫌われているかも?」と心配になる…悩まないための心構えって?


相談者:ぽんちゃん
友達によく嫌われてしまう気がします。気にしないようにしても、少しでも変な態度を取られてしまうと「やっぱり私は嫌われているんだ」と思ってしまいます。何かしたから嫌われるのでしょうか。嫌われないように何もしないから嫌われてしまうのでしょうか。こういったときの対処法をおしえていただけませんか。

桜の花も咲きそろい、それぞれに新生活がスタートいたしましたね。
この季節、木々が新しい葉や芽を出すように心躍る方もいれば、残念ながらネガティブな感情が噴き出る方もいるようです。

今回、ご相談いただいたぽんちゃんさんもそのひとり。
「友達によく嫌われてしまう気がする」という感情に至ったまでの状況や経緯はわかりませんが、年齢からお察しするに、どうやら学校で起こった出来事からのようですね。わたくしを信じ、心の内をお話しくださったことは嬉しいのですが、正直同じ気持ちを味わった経験はありません。
それは決して、“人から嫌われない自信がある”からではなく、“人から嫌われることもあるかもしれない”ということが前提にあるため、「やっぱり私は嫌われているんだ」と感じているぽんちゃんさんとは、人に対する心構えが根本的なところで違うようです。

「私は嫌われているかも」という感情を、一旦、横に置いてみましょう。
そして、美味しいお茶を一服(いっぷく)いただく気持ちで茶道のお稽古を始めましょう。
茶の湯の精神には、人間関係を築く上で学ぶことがたくさんあるのですよ!

【席入り ~すべてのものに敬意を表します~】

お茶室に入るときは、まず掛軸(かけじく)の正面に座り、一礼します。そして身体の向きを変え、花と花入(=はないれ)を拝見します。掛軸の正面に身体を戻し、再び一礼します。
その後に道具類を拝見し、正客(しょうきゃく=1番目のお客様)、次客(じきゃく=2番目のお客様)、三客(さんきゃく)と続き、それぞれの席に座り心静かに待つのです。

ご挨拶の型を通してすべてのものに敬意を表するのですが、日頃の挨拶も同様ですね。
「おはようございます」「失礼します」「ありがとうございます」といった互いの声掛けは、明るく気持ちのよい人間関係を築くための基本ではないでしょうか。お茶の稽古では、怒られたから・嫌われたから・時間がないからといって、挨拶を省略することはまずありません。毎回毎回、何年何十年経っても繰り返し“ご挨拶の稽古”をするのです。

【相客に心せよ ~「お先に」の精神~】

利休七則の一つにあるように、相客とは同じ場に同席し出逢った縁あるもの同士です。共に楽しいひと時を過ごせるよう、互いを尊重する大切さを説いています。
お茶の稽古を始めると一番に覚える言葉があります。それは「お先に…」です。
「お先に頂戴します」の意味ですが、他者への心配りと思いやりの心が込められております。席入りの際も、お菓子・お茶をいただく時も、必ず次の方に「お先に」と一言声をかけるのです。

自分が先に並んだのだから、いちいち「お先に」などと言う必要もないご時世ではありますが、「いかがですか」「お先にどうぞ」「いただきます」といった大和魂の言葉のルーツ、やはり大切にしたいものですね。

さて、今日のお茶の稽古はこれでおしまいにします。
ぽんちゃんさんにとっては、何の解決策にもなっていないかもしれませんが…。

実は以前に同じようなご質問をいただきました。こちらも併せて参考にしていただければと思います。

第22回 人間関係:嫌われたかもしれない?

今回は、思い当たるエピソードもないままに嫌われているかもと伝えてます。もしも周りのお友達がそんなつもりはなかったとしたら、逆に彼ら彼女らに対して失礼なことになりませんか。そんな想いを持っているご自身の気持ちが、嫌われているかもという幻想を生み出しているのかもしれません。。

こういったこともお茶の稽古を通して日々学ぶことなのです。
ぽんちゃん、嫌われる勇気を持って強くなりましょう!
しなやかな心こそが、嫌われているかもしれないという恐怖感を払拭し、幸せな気持ちで満たされるということを信じてください。

悩みの雲は晴れましたか?

『しなやか女子の心得』第39回、いかがでしたか?
お仕事だけでなく、冠婚葬祭やフォーマルなお食事会、彼ママ訪問など、大人女子がマナーや振る舞いに不安を感じてしまうシーンはまだまだ沢山あるはず。アナタが普段抱いている疑問を、桜庭先生に相談してみましょう。

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桜庭先生
『MotecoBeauty』では、自分磨きに励む皆さまのお悩みを、茶道の精神“和敬静寂(わけいせいじゃく)”の心と、わたくし自身の経験をもとに解決していきたく思っております。今よりずっと豊かで美しくなれる心の在り方を、一緒に勉強してまいりましょう。

Author

桜庭佳織里先生
桜庭佳織里先生茶道家
幼少より、茶人の父のもと茶道の手ほどきを受け、研鑽を積む。
大手企業の第一線で活躍したのち、茶道の“心・心得”を通し、より豊かで幸せに生きるための茶ごころマナー、ライフワークを、各種団体・個人に向けて幅広く発信している。

※検証レポートは編集部で試した感想をもとに作成しております。効果を保証するものではございません。

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