【しなやか女子の心得】第29回 浴衣選びと着こなしのコツ

桜庭先生
皆様、ご機嫌よろしゅうございます。しなやか女子の心得第29回を始めさせていただきます。

しなやか女子の心得とは…

ビジネスでもプライベートでも使える!知っておきたいマナーや常識を、心磨きの達人が伝授する、大人女子のためのお悩み相談所。テンプレート通りの立ち居振る舞いでは、ちょっぴりお堅い女子に見えてしまいがち…。ここでは、周囲だけでなく自分の心をも解きほぐす、桜庭流の美しい所作や心の在り方をお教えします。

浴衣選びと着こなしのコツ

じめじめとしたお天気続きで、何だか気持ちまでどんよりしている方も多いのでは?!
そんな梅雨の時期も振り返れば一時のこと。楽しい夏の思い出を作るべく、今年はとびっきりの浴衣美人を目指してみませんか?

相談者:
あじさい
浴衣を新調したいのですが、どんな色や柄を選んだらいいですか?30代ですが、着こなしのコツなど教えて頂きたいです。どうぞよろしくお願い致します。
相談者:
そあ
毎年、花火大会の後には浴衣が着崩れてしまいます。きれいに着るためにはどうしたらいいですか?

近年、浴衣で夏祭りを楽しむ方が増えているようですね。すでに百貨店などでも浴衣コーナーが充実し、昔ながらの古典柄から各ブランドのオリジナル模様までたくさんの種類の浴衣が並んでいます。和装に慣れない方にとっては、何を基準に選んだらよいかわからず迷ってしまうかもしれませんね。

結論から申し上げますと、浴衣はもはやファッションとして世の中に浸透しています。ですから、ご自身が気にいったものをお召しになって問題ございません。洋服と同じように、実際に試着してみると、不思議と自分に似合う・似合わない色は人それぞれなのです。又、和装の場合、その生地を魅せることも重要ですので、普段は控えめなファッションがお好きな方も、ぜひ、華やかな夏の装いにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

失敗しない浴衣選び ~迷ったら藍と白~

元来の浴衣の味といえば、なんといっても藍色と白色の組み合わせの美しさにあります。
江戸時代から伝わる「長板中形(ながいたちゅうがた)」と呼ばれる染色方法は、今もなお愛用される民芸的な味わいが深い正藍染め(しょうあいぞめ)ですし、また、もう一つ代表される「注染中形(ちゅうせんちゅうがた)」は、手ぬぐいと同じ方法で染めることからもイメージしやすいように、洗いや日光にも丈夫なのが魅力です。

昔ながらの古典柄は、着物初心者から上級者まで、そして、いつの時代にも左右されない王道の人気があります。

背が高い・低いなど、体型別で選ぶコツはあるの?

背が高い方やふくよかな方におすすめなのは、大きな柄が入ったデザインです。魅せる面積が大きいというのは、和装の魅力を存分に発揮できる特権でもあります。大きく目立ってしまうようで躊躇される方もいらっしゃるかと思いますが、大事なのは全体のバランス。帯の色でコントラストをつけて合わせると、メリハリが出てより柄が栄えるのではないでしょうか。特に背の高い方は、帯の位置を少し下で結ぶとよいでしょう。着物での足長さんは、時として子供っぽく映ってしまうからです。

逆に、背の低い方や華奢な体型の方は、小ぶりな大きさの柄うねりなどの流れがある模様がお似合いかと思います。浴衣と帯を同系色でまとめてみるのも身体にボリュームが出るので小柄の方におすすめの着こなしです。もちろん、大きな柄が似合わないというわけではないので一概にはいえませんが、全体像をしっかりと出せないと柄負けしてしまう印象も少なからずあるのです。その分、いくらでも色で遊べますし帯との組み合わせは無限ですから、どんな雰囲気になりたいかをイメージしながら選ぶとよいでしょう。

襟の抜き加減 ~色っぽさとだらしなさは紙一重?!~

和服を着る上で、襟(えり)の抜き加減は非常に重要です。女性にとって、色っぽいうなじは魅力のひとつですが、さじ加減を間違えるとだらしない印象を与えてしまうので注意が必要です。一般的には、にぎりこぶし一つ入るぐらいが美しいとされています。アップスタイルの髪型とのバランスも考えながら、襟足の開き具合を調整してみましょう。

寸胴体型の方が似合う? ~着こなしで一番大事なのは補正~

ボン・キュッ・ボンのメリハリボディーは、残念ながら着物には向きません。なぜなら、そのくびれたウエストラインの隙間から着崩れが起こるからです。ですから、なるべく寸胴体型になるよう補正をしてから着付けをいたしましょう。和装専用の補正アイテムもありますが、タオルを半分に折ってお腹周りに巻き、紐で軽くしばって留めれば十分な補正になりますよ。ちなみに、わたくしの簡単な裏技法ですが、腹巻を二つ折りにしてウエスト部分にあてるのです。毛の素材で直接肌に当たるのが気になるようであれば、その下に薄いタオルを重ねて仕込んでおくと汗も吸水し快適に過ごせます。

普段から着物に慣れているわたくしですが、実は長い間、この補正には苦手意識がありました。衣類を中で重ねることは、何だか太ってみえるのではないかと感じたからです。しかし実際は逆なのです。着崩れも防ぎスッキリとした着こなしを保てます。ほかにも、浴衣にまつわるご質問を多々いただきました。ありがとうございます。日本人としても、皆様が和服に興味をもってくださることは私自身とても嬉しく思います。次回は、気になるブラジャーのこと、さらには、美しい和の立ち居振る舞いについてもお伝えさせていただきますね!

悩みの雲は晴れましたか?

お仕事だけでなく、冠婚葬祭やフォーマルなお食事会、彼ママ訪問など、大人女子がマナーや振る舞いに不安を感じてしまうシーンはまだまだ沢山あるはず。アナタが普段抱いている疑問を、桜庭先生に相談してみましょう。

↓ご相談やアドバイスのリクエストは下記から↓
桜庭先生
『MotecoBeauty』では、自分磨きに励む皆さまのお悩みを、茶道の精神“和敬静寂(わけいせいじゃく)”の心と、わたくし自身の経験をもとに解決していきたく思っております。今よりずっと豊かで美しくなれる心の在り方を、一緒に勉強してまいりましょう。

Author

桜庭佳織里先生
桜庭佳織里先生茶道家
幼少より、茶人の父のもと茶道の手ほどきを受け、研鑽を積む。
大手企業の第一線で活躍したのち、茶道の“心・心得”を通し、より豊かで幸せに生きるための茶ごころマナー、ライフワークを、各種団体・個人に向けて幅広く発信している。

※検証レポートは編集部で試した感想をもとに作成しております。効果を保証するものではございません。

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