【しなやか女子の心得】第30回 浴衣を着るときに気を付けるコト

桜庭先生
桜庭先生
皆様、ご機嫌よろしゅうございます。しなやか女子の心得第30回を始めさせていただきます。

しなやか女子の心得とは…

ビジネスでもプライベートでも使える!知っておきたいマナーや常識を、心磨きの達人が伝授する、大人女子のためのお悩み相談所。テンプレート通りの立ち居振る舞いでは、ちょっぴりお堅い女子に見えてしまいがち…。ここでは、周囲だけでなく自分の心をも解きほぐす、桜庭流の美しい所作や心の在り方をお教えします。

浴衣を着るときに気を付けるコト

前回に引き続き、浴衣についてお勉強してまいりましょう。
文化的背景を知ることで浴衣への理解が深まり、きっと着こなしにも自信がもてるようになってきますよ。


梅華
浴衣を着た時の正しい歩き方や作法、何か気を付けた方がいいことはありますか?又、荷物の持ち方を教えてください

20代クミ
和服ではブラジャーはしないと聞きますが抵抗があります…ブラトップなら大丈夫ですか?


まずは、気になる下着についてから始めましょう。

【ブラジャーは付けていい?外すべき!?】

原則、和装においてブラジャーはいたしません。
昔、お胸がふくよかな人はさらしを巻いてなだらかにした、という話はどこかで耳にしたことがあるかもしれませんね。

そうはいっても、クミさんのようにブラジャーを外すことに抵抗がある方は、和装用のブラジャーが販売されていますから、そちらを着用するといいでしょう。最近は、「さらし風インナー・トップス」と呼ばれるものなど、千円代からお手頃な値段で代用品があるようです。ブラトップについてですが、やはりこちらもカップ付きのものはあまりおすすめできません。どうしても帯の上にブラカップが乗っかってしまい、残念ながらずんぐりとしたおばちゃん体型に映ってしまうのです。
個人的には、浴衣でしたら全体の透け防止として、膝丈くらいのスリップ、もしくは、キャミソールやチューブトップにペチコートを合わせるくらいで十分かと思います。もちろんパンティーラインも目立たないよう下着の工夫をしてみましょう。その上で各自の体型に合わせ、ウエストやバストラインの補正をするといいでしょう。

さて、きれいに着付けが仕上がった後は、歩き方やハンドバッグの持ち方にも気をつけてみましょうね。

【大股歩きは着崩れのもと?! ~小さめの歩幅で歩きましょう~】

20170718_shinayaka_01_.jpg

いつもテキパキと先頭をきる女性も、和服の時ばかりは「待って~♡」と内股気味で彼の背中を追いかける女の子のイメージでまいりましょう(笑)。
大股で歩いてしまうと裾がはだけ、だらしない印象を与えるだけでなく着崩れもしやすくなるからです。階段の昇り降りの際には、右手で上前の太もも辺りの外側の生地を軽く持ち上げます。そして身体の向きを階段に対して左斜めにすると歩きやすくなります。また、写真撮影などで立ち止まる時には、両足のつま先で八の字を作るように内側に向け、片足をそのまま半歩前に出し重心も前足にあずけます。そうすると、和服に似合う凛とした立ち姿に変身できますよ。

20170718_shinayaka_02_.jpg

梅華さんからは荷物の持ち方のご質問もありましたね。ハンドバッグ類は手で持つようにします。ひじを曲げて腕にバッグをかける方法ですと、和服の場合は袖にしわが寄ってしまい美しくありません。浴衣に似合う巾着袋なら手首にかけられて便利ですし、最近は、クラッチバッグを合わせるのも流行りのようですね。

20170718_shinayaka_03_.jpg

これだけで和の女性の雰囲気が格段にアップいたします。
せっかく浴衣を着るのですから、粋な着こなしを目指したいですよね。

少し浴衣の歴史についてもお話しさせていただきます。

浴衣(ゆかた)は、もともと湯帷子(ゆかたびら)といって、平安時代の貴族が沐浴する時に着用していたものが始まりです。それがバスローブ的役割や寝間着として用いられるようになり、やがて、湯上がり着からちょっとした外出着へと変化し、盆踊りや花見などのイベント時では揃いの浴衣でお出かけする文化が生まれたそうです。そして明治時代に入ると浴衣は夏の普段着として定着していきますが、第二次世界大戦を境に、和装から洋装へと大きく変化した文化的背景により、普段着としての浴衣も衰退し、現在に至ります。

そして今、東京オリンピックに向けての影響もあるのか改めて着物ブームが再来しているようです。時代の流れとはおもしろいものですね。この夏は、浴衣から和文化を体験し楽しんでみませんか?

最後に、浴衣美人になるべく大切なポイントをわたくしからお伝えいたしますね!

【厚化粧は野暮!? ~湯上がりのような素肌を目指しましょう~】
浴衣の文化的背景を少しご紹介したように、浴衣はいつの時代も正装着ではありませんでした。ですから、完全なるドレスアップ用のヘアメイクのセットは、どうしても浴衣とは不釣り合いになってしまうのです。特に、年齢を重ねた女性ほど、ヘアメイクの引き算をうまくしていかないと、プロの観点からも“野暮な着こなし”という判断をされてしまいます。もちろん、ファッションですから個人の自由でいいのですが、それなりの格式ある場所では、夏には夏の着物の正装があることを片隅に置きつつ浴衣ファッションを楽しんでいただけたらと思います。

わたくしがお手本にしたい浴衣美人は、お風呂あがりにササッとお粉と紅をさしたような色気ある雰囲気や、親子浴衣で夏祭りを楽しむお母さんのさりげなくアップした髪型、少~しだけ着崩れたような柔らかな印象の着付け方です。これがなかなか難しく、和装の着こなしの奥深いところです。

さあ、お気に入りの浴衣でお出かけの準備ができましたね。
和服での立ち居振る舞いのおさらいをして、とびっきりの浴衣美人の完成ですよ!

しなやか女子の心得 第4回~着物での立ち居振る舞いについて~

悩みの雲は晴れましたか?

お仕事だけでなく、冠婚葬祭やフォーマルなお食事会、彼ママ訪問など、大人女子がマナーや振る舞いに不安を感じてしまうシーンはまだまだ沢山あるはず。アナタが普段抱いている疑問を、桜庭先生に相談してみましょう。

↓ご相談やアドバイスのリクエストは下記から↓
桜庭先生
『MotecoBeauty』では、自分磨きに励む皆さまのお悩みを、茶道の精神“和敬静寂(わけいせいじゃく)”の心と、わたくし自身の経験をもとに解決していきたく思っております。今よりずっと豊かで美しくなれる心の在り方を、一緒に勉強してまいりましょう。

Author

桜庭佳織里先生
桜庭佳織里先生茶道家
幼少より、茶人の父のもと茶道の手ほどきを受け、研鑽を積む。
大手企業の第一線で活躍したのち、茶道の“心・心得”を通し、より豊かで幸せに生きるための茶ごころマナー、ライフワークを、各種団体・個人に向けて幅広く発信している。

※検証レポートは編集部で試した感想をもとに作成しております。効果を保証するものではございません。

この記事につけられたキーワード

Twitterでも最新情報をゲットできるよ!

モテ子YouTubeチャンネル